ドイツ語の名詞にも英語と同じように「a」や「the」にあたる冠詞がある。
ただドイツ語の最高にやっかいな所はこれらが3つあり、それが名詞によって異なる事。
今回は初心者向けの簡単な説明のみです。
ein/eine/ein
まずこれらが不定冠詞。ようするに名詞に性別があるみたいな感じ。
これらの他にもまだたくさんある。今回は書かないけどマジでドン引きするくらいある。
男性名詞(ein) | 女性名詞(eine) | 中性名詞(ein) |
下の表を見て下さい。
ein Apfel(ケーキ) | eine Banane(ジャガイモ) | ein Ei(卵) |
ein Mann(男性) | eine Frau(女性) | ein Kind(子供) |
例えば
・リンゴの場合は男性名詞になるので不定冠詞「ein」を使う。
これはリンゴ(一つ)です。/Das ist ein Apfel. |
・リンゴではないと否定する場合は「k+ein=kein」を使う。
これはリンゴ(一つ)ではありません。/Das ist kein Apfel. |
じゃあバナナの場合はどうなるのか。
・バナナのは女性名詞になるので不定冠詞「eine」を使う。
これはバナナ(1本)です。/Das ist eine Banane. |
・バナナではないと否定する場合は「k+eine=keine」を使う。
これはバナナ(1本)です。/Das ist keine Banane. |
次は卵
・卵は中性名詞にになるので「ein」を使う。
これは卵(1つ)です。/Das ist ein Ei. |
・卵ではないと否定する場合は「kein」を使う。
これは卵(一つ)ではありません。/Das ist kein Ei. |
気付いたと思いますが男性名詞と中性名詞の不定冠詞は一緒。
あくまでこの文法の場合だけど。
複数形
Das sind (keine) Äpfel./これらはリンゴではありません。
Das sind (keine) Bananen./これらはバナナではありません。
Das sind (keine) Eier./これらは卵ではありません
複数形は(keine)が無ければ肯定文。(keine)があれば否定文です。
ただし複数形の場合は名詞を変化させなければいけない時がある。
(これが難しい。)
※リンゴとバナナだけを見てもわかるように果物だから同じ性別の名詞群に属するわけではないです。これがドイツ語の定冠詞の難しい所だと思う。
例えば母は女性名詞で父は男性名詞だけど女の子は中性名詞だったりします。
多少の規則性はあったとしても、どの名詞がどれに属するかは基本的に規則性はないと考えてもいいようです。ドイツ人は単語の響きで大体の名詞がどれなのか分かるらしいです。(日本語の接続詞みたいな感じですかね?)
なのでとりあえず間違えても良いので積極的に使っていく事をおすすめします。
ジャガイモ(Kartoffel)は女性名詞、ーキ(Kuchen)は男性名詞、パン(Brot)は中性名詞なります。(マウスで反転すれば答えが見えます。)
練習問題
マウスで反転すると答えが見えます
・Das ist (eine)Kartoffel/肯定文
・Das ist (keine)Kartoffel./否定文
・Das ist (ein)Kuchen./肯定文
・Das sind (keine)Kuchen./否定文
・Das ist (ein)Brot./肯定文
・Das ist (kein)Brot./否定文