ドイツからグーテンターク。
食戟のソーマを見てるといつもお腹がすくんだよね~。同じ人はたくさんいるはず。今回はそんな食戟のソーマの豪雪うどんの回を見て美味しそうだなと思ったので実際それを作ってみた。
豪雪うどんは北海道の倶知安町の名物らしい。名前には「うどん」と付いてるが、ほとんどがでんぷん(ようするにジャガイモ)から作られる麺だ。一度買って食べたことあるんだけど、かなりモチモチした麺で食感が印象的なうどんだった。
だが、今回一度生地を練ってみて分かった事がある。
それは正規の配合だとかなり難易度が高い!ということだ。
まずその豪雪うどんの配合だがwikipediaによると
ジャガイモでん粉95%・小麦粉5%(Wikipedia参照)
この配分だと小麦粉が少なく、片栗粉が多いせいか生地がボロボロとくずれて、とても製麺出来るような感じではない。なので今回は小麦粉の量を多くしてタイトルにも書いたように「なんちゃって豪雪うどん」を作るぜ。
レシピ
- 2人前
- 小麦粉:70g
- 片栗粉100g
- 塩:8g
- 水:75g
材料を混ぜる
今回使うのメインはこの二つ。左がドイツ小麦粉で右が片栗粉だ。Type405と書かれているがこれは薄力粉に近い物らしい。おそらく、うどんなら強力粉を使うべきなんだろう。だが細かい事は気にしない。
まずは小麦粉と片栗粉と塩を混ぜる。混ぜないと一部分がしょっぱかったりすることもあるから要注意だ。混ぜるのが終わったら少しづつ水を入れながら手でこねていく。
こねた生地を寝かせる
ここで30分くらい生地を寝かせてなじませる。寝かせることによってコシがあるうどんになるらしい。丸亀製麺のうどんはあの値段でモチモチして美味しいので個人的に好きだ。ただ、香川で本場の讃岐うどんを一度は食べてみたいものだ。
この後、この生地をビニール袋に入れて足で何回か踏んでコシを出す作業をした。
製麺作業
製麺はヌードルマシーンを使った。薄く延ばして尚且つカットも出来るので便利だ。なければ薄く延ばしてから包丁などを使って切ればいいと思う。
以前このマシーンを使って生パスタ麺を作った記事があるので興味があったら見てほしい。
パスタマシーンで生パスタ麺を作る
打ち粉に片栗粉を付けるぜ。これをしないと麺同士がくっついて茹でたときに面倒な事になる。
どうだろう。この長さがバラバラな麺。さすが素人が作った麺だ!!ただ家庭で作るものは常に妥協が必要なのである。
麺を茹でる
麺からでんぷんのトロトロ成分が出てくるのでたっぷりのお湯の中で茹でるのがポイントだ。この写真は少し見づらいが、なんか透明感がある麺になった。小麦粉だけの麺とは見た目は違う。ぷりぷりしてやがるぜ。まったく。
なんちゃって豪雪うどん完成
天かすと長ネギのシンプルな感じで。それでは食べていく。七味唐辛子でもあればいいがドイツにそんな物はないのだ。
つゆには関西風の白だしを使ってみた。濃縮タイプなのでかなりお買い得。
おぉ!!普通のうどんとは違いかなりのモチモチ感とシコシコの弾力がすごい。讃岐うどんのあのコシとはまたどこか違う。何かグミのような。
でもほとんどの麺が切れて短くなってる!!打ち粉をする時に切れて、茹でている時にもさらに切れる。これは難しい。普通のうどんを打つ感覚ですると失敗するって事か。おそらく電動のヌードルマシーンとかで圧をかけながら製麺すればもう少しは麺が切れにくいんだろうなと。「フィリップス ヌードルメーカーで国産小麦を使ってうどん作った 」
ただ作る工程自体は楽しかったし、難しくもなかったのでまた配合を変えて時間がある時に挑戦してみたい。